いばらき原発県民投票の会では、知事への質問と同時に、県議会の最大会派であり、県民投票条例案に反対した、いばらき自民党に対し以下の質問書を提出しました(2020年9月4日)。
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茨城県議会 いばらき自民党 代表 白田 信夫 様
質問書
6月の茨城県議会において、知事より「東海第二発電所の再稼働の賛否を問う県民投票条例案」が提出されました。残念ながらこの条例案は否決されましたが、いばらき自民党会派の意見として、「県民の皆様の声に耳を傾け、熟慮を重ねた上で、練られた民意を得るための最良の手段について、議会の中で、より活発に議論してまいる所存」と表明されたことから、「県民の意見を聴く」ことには同意されていると理解いたします。ついては、これに関連して以下の通り、いくつか質問させていただきたいと存じます。
1.「県民の声に耳を傾け、練られた民意を得る」手段として、県民投票をどう考えるか。(党内の現時点での検討として、他の方法としてどのような物があるか、その中で県民投票をどう位置付けるかなど、具体的にお願いします。)
2.「県民の意見を聴く」方法に関して、今後どのように検討を進めるのか。(「県民の意見を聴く」方法を実施する時期と、その方法を検討する時期は別であり、方法については早期に具体的な検討をする必要があると思います。状況の進展と対応して検討予定をお示しください。)
3.「県民投票」を願う県民に対してどう応えるのか。(県議会の説明だけでは、「県民が意思表示する機会を求める思い」がどう取り上げられるのかよく分からないと思われます。この「思い」にどのように応えようとされていますか。)
4.議会においては、議員任期にまたがるような対応(行動)はしないのか。(「原発再稼働の影響は長期に渡るものであり、「再稼働」関連の検討も「議員任期」内に閉じるものではないと考えます。「県民の意思を聞くこと」はこの任期をこえた検討事項だとはいえないでしょうか。)
以上、上記の質問に対して早急にご回答お願いします。私たち「いばらき原発県民投票の会」は、先日の条例案の請求にとどまらず、これからも「県民が意思表示する」機会の実現をめざす活動を継続する所存です。今後の活動にご理解とご協力をお願い申し上げます。
なお、上述の質問への回答について、直接お会いしてお聞きできることを望んでいます。何卒宜しくお願いいたします。
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この質問書に対して、2020年11月18日現在、いばらき自民党からの回答はまだありません。